北海道で最も高いタワーに！

～札幌駅に新高層ビル、2028年度完成～

 

　JR北海道は、2030年度の北海道新幹線札幌延伸に合わせ、札幌駅前に建てる複合高層ビルの概要を発表した。地上43階地下4階建てで、延べ床面積は約39万平方メートル。

現在のJRタワー（高さ約173メートル）に隣接する形で並び立ち、高さは約245メートルとJRタワーを上回る「道内最高」となる見通しです。

ビルが立つのは札幌駅南側の「北5西1・西2地区」

商業施設「エスタ」を取り壊し、隣接する駐車場の跡地と併せて23年度に着工、28年度中の完成を目指します。

 

 

札幌駅前に計画されているタワービルは東京都庁より高い？！

 

2029年秋ごろを竣工目標としている「北5西1・西2札幌駅前再開発」では、地下4階・地上46階建てという、現在の北海道では1番高いビルができる予定です。

札幌市内で現在1番高いビルといえば、道民・市民ならみんな知っている札幌駅前のＪＲタワービルで、ＪＲタワーは高さ173ｍ、38階建てです。

再開発でできる予定のタワービルは、高さ約250ｍ、46階建てということなので北海道内でも断トツの高さとなります。

他の主要な超高層ビルと比べてみると・・・

 

あべのハルカス　高さ300ｍ

六本木ヒルズ森タワー　高さ296m

横浜ランドマークタワー　高さ296m

大阪府咲洲庁舎 コスモタワー 高さ256m

★札幌駅前再開発タワービル　高さ約250ｍ（建設予定ビル）★

名古屋　JRセントラルタワーズが　高さ245m

東京都庁　高さ243ｍ

サンシャイン60　高さ240m

SHIBUYA SKY（渋谷スカイ）　高さ230ｍ

浜松アクトタワー　高さ213ｍ

 

東京都庁よりも高さがあるビルが札幌にできるのはかなり衝撃的なニュースですが、札幌市としては2030年のオリンピック、パラリンピックを招致したいので世界に通用する都市として駅前に、大きな建造物を建てたいのではないかと予想します。

新タワービルは、現在のJRタワーと同様で高層階にホテルやオフィス、そして低層階には商業施設とバスターミナルを配置する予定です。

札幌駅前が交通結節点となり、新幹線・JR在来線・バス・地下鉄・タクシーと集約して乗り継ぎが楽にできるようになります。

 

 

「超高層ビル」（タワービル）って高さの定義がないようで、高さや階数で定義されていないので、なかなかどこまでとはいえません。

法律でも「超高層」という言葉は使用していますが、建築基準法では高さが60ｍを超える建築物となっています。

新宿の景観形成ガイドラインや航空法でも「高さ60ｍを超える建築物」となっているそうです。広辞苑では15階以上または100ｍ以上の高さとなっており、本当にバラバラです。

 

札幌駅の南口に隣接する北5西1・西2地区で実施が検討されている再開発事業では、ビッグカメラなどが入る商業施設「エスタ」と札幌バスターミナル跡地に高さ約245メートル、延べ面積約38.9万平方メートルの超巨大なビルが建設されます。

再開発ビルの高さは245メートルでJRタワーをはるかに凌ぎ、名古屋でいうと「大名古屋ビルヂング」（高さ174.7メートル）と「ミッドランドスクエア」（高さ247メートル）の高さの差とほぼ同じです。

タワー部分は業務・宿泊施設となり、宿泊施設にはマリオットの最上級ブランドのホテルが入居する予定です。再開発ビルのアトリウム空間からは発着する北海道新幹線を眺めることができるようになります。

ビルの中から新幹線を眺められる、全国的に見ても極めて珍しい空間になるのではないでしょうか。

 

 

今回は札幌駅周辺で高さ100メートルを超えるような再開発計画を紹介しましたが、大通やすすきの周辺でも大規模な再開発事業が複数計画されています。

駅前に超高層ビル街が出現されることで街の洗練度が増すのでは・・・と北の大都市の変貌に今後も要注目です！♪