家具のレイアウトの仕方次第で、狭い部屋を広く使ったり、スッキリとした印象の快適な空間にしたりすることができます。
自分のスタイルと家具のレイアウトの基本をうまく取り入れて、見た目も効率もいい部屋にしましょう。
【まず最初に部屋のサイズを測りましょう!】
使っている家具を運び入れるにしても、新しい家具を購入するにしても、まず部屋のサイズを測ることが先決です。もちろん部屋のサイズは変えられないので、配置する家具の大きさや個数を調整するためにも、できれば引越の前に部屋のサイズはしっかりと測りましょう。
レイアウト例
- ベッドを横置き
ベッドをベランダ開口部に横置きにした例。収納家具、ベッドを設置したあとの空きスペースが大きな正方形になり、広く空間を使えます。丸や正方形のテーブルをゆったりと配置できます。 - ベッドを縦置き
ベッドをベランダ開口部に縦置きにした例。テーブルをベッドと少し距離をあけて並列に置き、収納家具を壁側に沿わせることでスッキリとした部屋になります。ベランダへの出入がしやすい細長い部屋にあったレイアウトです。 - 寝食を分離する
ベッドをベランダ開口部に縦置きにして、収納家具で仕切った例。ベッドの横に収納家具を配置することにより、「寝る」と「食べる」を分離できます。家具のサイズが大きすぎると圧迫感が出たり部屋が狭くなったりするので注意。
レイアウトの基本
- 動線上に物を置かない生活する上での通り道となるトイレの入り口付近やキッチンの床などには、物を置かないようにしましょう。邪魔になるだけじゃなく通るたびにストレスを感じ、見た目も散らかった印象になります。
- 背の低い家具で揃える背の低い家具で揃えると視線が低くなるので、天井が高く感じられます。収納家具などは、腰くらいの高さで統一するとベスト。
- 家具はなるべく一方の壁に並べる片方の壁に集めて並べることで、両方の壁に分けるより部屋を広く使えます。
ワンルームのひとり暮らしには、片方の壁に並べられる程度の家具や家電を揃えるのが賢明です。
スッキリと見せるコツ
家具のラインは直線に長いほどスッキリする
整然とスッキリした印象を作るのには、家具や収納用品の並ぶラインが決め手です。その並んだラインが長いほど、見た目に整然とした印象を与えてくれます。小さな家具だったとしても、隙間をあけて置くと、雑然な感じがどうしても出てしまいがちです。家具のカタチを揃えて、それを数個並べて長い直線を作ることがお部屋をスッキリ広く見せるコツです。
【ごちゃごちゃ】
隙間や高さの違いが雑然とした印象を作ります。高さのある家具は、圧迫感を生む場合もあるので注意。
【スッキリ!】
同じ高さの家具を横に三つ並べて「長いライン」をつくる。
高さ、幅、奥行きの揃った家具を壁に沿って並べる
高さ・横幅・奥行きを揃えて凹凸を無くすことがポイントです。
意外に見落としがちなのが、奥行き。奥行きの違う家具が並ぶと、統一感の無い雑然とした印象になるので注意してください。
家具の大きさだけじゃなく、素材や色を統一すれば、さらにスッキリと統一感のある部屋に仕上がります。
家具・家電の正しい置き方
【家具】
家具は壁から5cm以上離すどうしても部屋を広く使おうとして、家具を壁にぴたりとつけてしまうのは問題です。これだと空気の流れが悪くなり、湿気がたまって家具を傷めたり、カビ発生の原因にもなります。家具と壁の間は5cm以上開けましょう。
また、部屋の北側は湿気がこもりがちなので、できるだけ家具を置くのは避けましょう。
【家電】
家電は壁から10cm以上離すテレビや冷蔵庫を動かしたら、裏の壁が黒ずんでいることがあります。これは、静電気に吸い寄せられたホコリ。この黒ずみを防ぐには電化製品を壁から10cm以上離して置くことです。特に冷蔵庫は黒ずみを作りやすいので、要注意。
家具のレイアウト以外で広く見せるコツ
【配色を考える】
家具やカーテンなどの色は、存在感のある濃い色よりも、淡い色でまとめたほうが部屋が広く見えます。
【大きな鏡を置く】
鏡に映し出される像の効果で、部屋を広く見せます。
【間接照明を利用する】
下から上に照らす間接照明は、明暗のコントラストにより、部屋に広がりをもたらせます。