雪国「北海道」のひとり暮らしで
\注意する事と快適生活を送る方法/
①冬場の通勤・通学のことをよく考える
▶『最寄り駅から徒歩15分』は遠い
近いと感じるか遠いと感じるかは人それぞれですが、北国の場合、雪が降り積もる時期に外を15分歩き続けるのは予想よりもはるかに大変。
もちろん、自転車は使えませんし、気温は常にマイナスです。天気のいい日はまだいいかもしれませんが、風が強く吹雪の日もあるので、そのような悪天候の日に外を歩くと、たとえ中心部にいたとしても「前が見えない。遭難しそう…」と思ったりすることも。さらに、歩道がつるつるスケートリンクのようになっていて、歩き続けること自体が危険なこともあるので、できれば最寄り駅・バス停から徒歩10分以内の物件を探すのが得策です!
▶かかる時間は夏場の2倍!ゆっくりと進む車とバス
雪が降ると道路は渋滞します。冬場は路肩の雪で車線が減り、さらに路面がアイスバーン状態になるからです。車はノロノロとしか前に進まず、スリップが原因の事故も多発しています。車・バス移動にかかる時間は夏場の倍以上なんてことも当たり前のようにあります。
バスも1時間以上遅れることもあるので、できる限りバス利用も避けたい、、、やむなく車やバスで移動するときは、遅刻しないよう夏場より1時間以上早く家を出ます。
「通勤先から離れてはいるけど、車通勤・通学できるし♪」と考えて、学校から離れたところに住んでしまうと、冬場は苦労してしまうかもしれません。
②雪が積もったとき、どうなるのか想像してみる
▶1階に住むのは要注意!雪で窓が開けられないことも。
どこの地域でもそうですが、アパートやマンションで一番家賃が安いのは1階です。防犯や眺望面において特にこだわらない方は、1階を検討するかもしれませんが、雪が降る地域では1階部分が雪に埋もれることも少なくありません。雪に埋もれた結果、ワンシーズン窓が開けられないということもあります。雪が積もる高さは地域によって違いますし、その年によっても変わります。たとえば札幌だと、一晩で大人のひざ上の高さ(50センチ)以上積もることがあります。もし、1階にある物件を検討しているなら、不動産屋さんに冬場のことを聞いたり、暖房の排気筒をチェックしてみるといいでしょう!暖房器具と家の外とをつなぐ排気筒が、不自然に窓より上の高さについているなら、冬場は窓が雪に埋まっている可能性が高いです。また、同じ1階でも地面から高めの造りになっている物件もありますので、いろいろ探してみましょう。
▶賃貸物件でも雪かきが必要なことは結構ある
管理がしっかりしている物件は、定期的に雪かきがされていますし、余計な雪も雪捨て場まで搬送してもらえます。常駐している管理人さんが、玄関や通路などの共用部の雪かきをしてくれることもあるでしょう。しかし、物件によっては雪かきの間隔が空いたり、そもそも雪かきをしてくれないところもあります。定期的に雪の処理がされないと、玄関ドアが雪で開けにくかったり、通路に積もった雪が斜めになって歩きにくくなったりします。また、ゴミステーションが雪で埋まると、毎回ゴミ捨てが大変ですので、とにかく雪の処理がどうなっているのかはチェックしておきたいポイントです。ただし、駐車場など、自分が管理しているスペースは自分で雪かきをする必要があります。車庫があれば駐車場の雪かきのほか、車の雪落としの回数が少なくてすみますので、車をもっている方は車庫がある物件を選ぶのもひとつの手です!
③家賃が安くても逆にお金がかかる部屋がある
水抜きって知ってますか?北国では、家を空けるとき「水抜き(水落とし)」といって、水道管に残った水を出し切ってから家を出ます。それは、水道管に水が残ると、寒さで凍結して水道管が破裂してしまうからです。水道管が破裂すると数万円〜数十万円の請求が来てしまうことがありますし、費用の自己負担がなくても家の水道がしばらく使えないなどの不便が発生してしまいます。そのため、寒い地域では入居時に「冬場家を空けるときは、必ず水抜きをしてください」と説明され、水抜きの方法を教えてくれます。水抜きの方法はその物件によってさまざまですが、水抜き専用のボタンを押してから(バルブをひねってから)、全ての水道の蛇口を開けるだけでできるところが多いです。
素人が完璧に水抜きをするのは難しく、水抜きをしたつもりでも水が水道管に残り、水道管が破裂してしまうこともあるので、できることなら建物自体があたたかく、水道管が凍りにくい物件を選ぶのが好ましいです。木造より鉄筋、古い家より新しい家、1階より2階など、よりあたたかい方に暮らすと、水道管の心配だけでなく冬場の快適さが全然違います。つぎに説明する暖房光熱費も、建物自体が暖かければ、その分の光熱費が浮きますよ。
▶暖房費だけで月5万円。暖房光熱費に注意する
北国に住むなら、暖房光熱費にも注目しましょう。プロパンガス暖房で最高月5万円の請求がくるなんて事もあります。家賃だけをみて、暖房がどうなっているのかよく確認しないと、こんなことになるという極端な例です。
家を決めるときは、家賃や場所のほか、以下のようなことをチェックしてください。
●暖房の種類はなにか(ガス・灯油・電気)
●ガスなら都市ガス・プロパンガスどっちか
●灯油は管理会社が補充するのか
●全ての部屋に暖房は付いているのか
まずは、暖房の種類は何か。
暖房といっても、ガスか灯油、電気によるものかによって、かかる費用は異なります。灯油やガスは価格が動きますので、その影響は受けますが、一般的にはガスより灯油暖房のほうが光熱費が安く済みます。そして、ガス暖房だったとしても、プロパンガスか都市ガスかによっても、額はかなり変わります。プロパンガスと比較すると、都市ガスのほうが安いです。オール電化住宅の場合は、暖房も電気でまかなえますが、震災以降は電気代も高くなっています。電気の使い方や物件にもよりますが、暖房にかかる電気代は都市ガスとプロパンガスの間くらいにイメージしておくとよさそうです。暖房光熱費は暖房の種類のほか、建物の断熱性能やその年の気温にも左右されます。入居前に、不動産屋さんにその物件のおおよその暖房光熱費を確認しておくとより安心です。また、灯油暖房の場合、給油は管理会社が行うことがほとんどですが、まれに自分で灯油を購入して給油しなければならない物件があります。非常に面倒ですし、給油忘れをするとその日は寒くて家にいられなくなりますので、できれば避けましょう。さらに、いくつも部屋がある場合、暖房がついていない部屋の分は自分で電気ストーブなどを用意する必要があるかもしれませんので、こちらもチェックしておくとあらかじめ準備ができます♪
節約になる暖房器具のおすすめは?
\暖房器具の電気代比較と防寒グッズの選び方/
1時間あたりの光熱費が高い順に並べると・・・
①石油ストーブ
②電気ストーブ・ハロゲンヒーター
③セラミックファンヒーター
④オイルヒーター
⑤ガスファンヒーター
⑥エアコン
⑦ホットカーペット
⑧こたつ
⑨電気毛布
【石油ストーブ】
1時間あたりの光熱費:約29円
光熱費は、灯油代と電気代の合計です。すぐに暖かくなって部屋全体の温度を上げてくれる優秀な暖房器具ですが、その分光熱費は高くなります。節約を考えるのであれば、使わない方がいい暖房器具だと言えます。
【電気ストーブ・ハロゲンヒーター】
1時間あたりの光熱費(1,000Wの場合):約27円
部屋全体を暖めるのには向いておらず、部分的に暖めたいときに向いています。また、電気代が高いので使うとしたら脱衣所などで、短時間の使用に留めるのがおすすめです。
【セラミックファンヒーター】
1時間あたりの光熱費:強(1200W)約32円/弱(600W)約16円
部屋全体を暖めるのに向いていますが、広い部屋ではなく狭い部屋向きです。
そのため、脱衣所などでの使用がおすすめ。我が家でも、冬は洗面所にセラミックファンヒーターを置いて、朝の歯磨きのときやお風呂に入るときに活用しています。
【オイルヒーター】
1時間あたりの光熱費:約15円
オイルヒーターは、エアコンと違って部屋が乾燥しないという特長があります。ただ、気密性・断熱性の高い部屋でこそ力を発揮してくれるので、広いリビングでの使用はおすすめできません。
【ガスファンヒーター】
1時間あたりの光熱費:約14円
ガスファンヒーターは、広い部屋を暖めるのに向いています。
『運転開始後すぐに暖かくなる』『空気が乾燥しない』という特徴が魅力的です。
【エアコン】
1時間あたりの光熱費:約3.0円~約21.1円
エアコンは、広い部屋全体を暖めるのに向いています。
冷房の場合はつけっぱなしにしていた方がかえって電気代が安くなることがありますが、暖房の場合はつけっぱなしにしているとそれだけ電気代がかかります。最小限の使用に留めるのがいいでしょう。
【ホットカーペット】
1時間あたりの光熱費:約9円
標準的な2畳用のサイズでこの光熱費です。床だけを暖めるものですが、一人なら半面だけ付けるだけで十分ですから電気代も節約できます。
【こたつ】
1時間あたりの光熱費:約3~8円
ピンポイントの暖房なら、ホットカーペットよりもこたつを使う方が節約になりますよ。
【電気毛布】
1時間あたりの光熱費:約0.1~0.8円
暖房器具の中でダントツ光熱費が安いのが電気毛布。敷けるタイプの電気毛布をホットカーペット代わりに使った方がお得、ということになります。また、掛けタイプの電気毛布にくるまっておけば十分暖かいので、家に一人でいるときなら電気毛布のみで過ごせることも多いはずです。
暖房機器をなるべく使わないための
防寒グッズ
暖房を使えば使うほど、財布は寒くなっていくものです。暖房費を節約したいなら、暖房機器の使用は最小限にとどめたいですよね。家の寒さ自体を和らげるものから、個人レベルで対策できる厚着系グッズなどいろいろあるので、わたしのおすすめ商品とその使い方を紹介していきます!
▶自宅の防寒対策は窓際から
冷たい外気が入ってくるのは窓からです。
窓の防寒対策に重点を置くことによって、室内の温度を高く保ちやすくなります。
①エアークッション
②窓際パネル
③すきまテープ
④断熱シート
▶エアークッションは基本
11月ごろからホームセンターで売り始めます。表面に接着剤がついていて水に濡らすだけで貼れるタイプ・両面テープで貼り付けるタイプの2種類ありますが、おすすめは両面テープで貼るタイプです。水で貼るタイプはけっこう剥がれやすいのが難点。特に、表面がざらざらしたタイプの窓ガラスだとうまく貼れません。
▶断熱パネル
窓からの冷気をシャットアウト!普通、窓の前にパネルを置いてその上からカーテンをかけて使います。それよりもカーテンを閉めてからパネルを置いた方が、冷気が入ってきません。サッシの外枠部分とパネル本体にマジックテープを貼り、固定できるようにすると◎
▶マジックテープ
マジックテープには「ふわふわ」の方と「ザラザラ」の方がありますが、外枠の方に「ふわふわ」を貼ってください。「ザラザラ」を外枠に貼ってしまうとレースのカーテンが貼りついてボロボロになってしまいます。
▶すきまテープ
気密性アップ!ドア部分に隙間がある場合は、すきまテープを貼って部屋の暖かい空気を逃さないようにしましょう。100均でも売っていますが、ホームセンターのほうが安いです♪
▶断熱シート
床の冷気対策!ホットカーペットの下に敷くことによってさらに寒さを感じにくくなります。できるなら家じゅうの床に敷き詰めたいですが、かなりの重労働になるのでできません。特に寒さが気になる洗面所などは、保温シートを敷いてしまうと暖房費が節約できます。
\あったかアイテム紹介/
暖房費を節約するためには、基本的に厚着が必要です。
また、着る以外にもできることがあるので、お役立ちアイテムも紹介していきますね。
●ルームウェア
●レッグウォーマー
●ルームシューズ
●ゆたんぽ
●毛布
▼もこもこルームウェア
▼レッグウォーマーはダウンタイプがおすすめ!
▼ルームシューズは足首まであるものを!
ルームシューズは、足首まであるものの方が隙間がなくて暖かいです。
▼ゆたんぽ
レンジでチンするだけで繰り返し使えます。熱湯を入れる必要がなくレンジで使えるタイプが売っていますよ。夜布団に入るときに湯たんぽのように使うのはもちろんのこと、日中はひざに乗せておいたりパーカーの内側に入れたりして勉強や作業をするのがおすすめ!
▼ルームソックス
足元を温めるアイテムは他にもあり、1枚履いておくだけでも足が冷えにくくなります。よほどの寒さではない限りは温かく過ごせます。
学生会館ドーミーなら!
電気、ガス、水道費用の合計で通常1万円!
女性はお風呂に使うガス、水道代が高くなり、+3,000円程度されると実数に合います。※C・Dタイプは水道、ガスが個別請求となる物件もあります
まずは賃貸ですが、立地によっても違いますが、防犯面などを重視した物件にすると家賃だけで100,000円近くかかるところもあります。
その他に共益費や光熱費、通信費、食事代なども加わってくると、200,000円近くになってしまうことも。生活を整えていく上で新しい家具などを購入していくと、金額の上限は全く見えません。比べて学生寮は、朝夕の2食込みで月々の賃料は70,000~90,000円程度。これに管理代なども含めると月に100,000円前後で抑えられると思います。初期費用のところでも触れましたが、学生寮はベッドや机など必要な生活なものが備え付けられているので余計な出費は発生しないでしょう。
そもそも一人暮らしにかかる費用っていくら?
一人暮らしの形は主に、賃貸マンション・アパート、それに学生寮(学生会館)に分かれますが、それぞれの費用はどれくらいかかるのでしょうか。
日本学生支援機構の調べによると、学生寮住まいの方がなんと年間で20万円も安いという結果が出ています。
※居住形態別学生生活費(平成28年度 学生生活調査報告)
\POINT!/
やっぱり食事付きの学生寮は、
かなりお得になる
学生寮(学生会館)の費用について
それでは、まず学生寮に入るための費用を細かく見ていきましょう。
初期費用として入寮費や保証金、管理費、毎月の費用として寮費、食費、光熱費などがかかるイメージです。学生寮の一つである「学生会館ドーミー」のケースでご説明します。
入寮費
寮や契約年数によって変動。長く住むほどお得。
学生寮に入寮する際に発生する費用で寮によって変わります。
また、契約年数によっても差がでます。以下の表は実際にある寮の2年契約と4年契約の比較表になりますが、長く住むほどお得になっています。
賃貸の敷金と違って返還はされませんので、入寮の際に具体的な年数をしっかり決めておきましょう。
保証金
学生寮にも保証金(敷金)が必要。
値段は約50,000円となっており、寮により金額は変わってきます。
館費(寮費)
目安は月々65,000円前後と賃貸と変わらない。
賃貸の家賃のように必要な月々の費用です。寮によって金額に差はありますが、大体月65,000円前後のものが多いです。通常の賃貸とそれほど大きく変わらないと言えるでしょう。
管理費
月々10,000~15,000円前後が目安。
共用の水道・光熱費などをまとめて年間管理費として支払う寮もありますが、大体月々10,000~15,000円前後でしょう。
食費
栄養バランスのとれた食事が1日2食で600~1,100円前後。
学生寮には平日を中心に朝夕の食事が付いています。費用は1日2食で600~1,100円前後です。自炊よりも安くすみますし、栄養バランスもお墨付きなのでとてもお得です。
こうしてまとめると、学生寮の費用の項目にはたくさんの種類がありますよね。
けれど、アパート・マンションでの一人暮らしには、初期費用として、これに家具を購入したり、大きな荷物を持っての引越し費用などがかかってきます。
学生寮には生活に必要な家具が揃っているので、少ない荷物で気軽に引越しが可能です。
\POINT!/
トータルで考えると、学生寮の方がお得だと言えます
入寮前に費用がしっかり見えるのも安心