北の冬、はじまる。
札幌の学生が“いま”楽しむ冬イベント&過ごし方ガイド
雪が積もるたびに街が静かに色を変え、夜は光に包まれる。札幌の冬は長い――でも、だからこそ面白い。勉強もアルバイトも、そして遊びも。寮生活ならではの“仲間がいる冬”を味方にして、今年の冬を最高のシーズンにしよう。ここでは、11月~3月の札幌で学生が楽しめるイベント、近場の週末アクティビティ、低予算での遊び方、服装・移動のコツ、地域参加の方法までを、まとめてご案内します。
1. まず押さえる「冬の三大イベント」
① さっぽろホワイトイルミネーション
初雪が落ち着く頃、街の中心部が光に包まれる。大通公園・札幌駅前通・南一条通・アカプラ周辺などでエリアごとに実施期間が少しずつ異なるのが特徴。授業後にふらっと歩くだけでも気分転換に最適。とくに期末試験前で生活が単調になりがちな12月、短時間で「冬らしさ」を味わえるスポットです。会期は年により前後するため、出かける前に公式情報でご確認を。
② さっぽろ雪まつり(2月上旬)
札幌の冬と言えばこれ。大通公園の巨大雪像、すすきのの氷像、家族連れに人気の「つどーむ」会場と、見どころが広く点在。大通では日中の“白い造形美”と、夜のライトアップで表情が変わる“青く硬質な光”のコントラストが見事。観光客で混み合う時間帯を避けたいなら、平日の午前や夜遅めが狙い目です。
③ 小樽・雪あかりの路(番外編:小樽へ小旅行)
JRで約40分。運河沿いと旧手宮線の雪道に、キャンドルの淡い灯りが連なる幻想的な催し。札幌とはまた違う“静けさの中の光”。ゼミやサークルの小旅行にもぴったりです。例年2月上旬に開催(年により変動)。
TIP:大通公園のイルミネーション→札幌駅前通→すすきのまでの“徒歩はしご”は、夜のちょい散歩コースの定番。カイロとすべりにくい靴は必須です。
2. 近場でできる「週末アクティビティ」
アイススケートで“冬にしかできないデート&友活”
屋内リンク(例:月寒体育館)や冬季の屋外リンク(円山公園周辺)、真駒内の大型アリーナなど、札幌はスケート環境が充実。初心者でもレンタルで気軽にチャレンジできます。営業状況・料金は時期で変わるため公式ページで確認を。
雪と遊ぶなら「滝野すずらん丘陵公園」
市内最大級の国営公園は、冬になると“タキノ・スノーワールド”に。チューブそり、初心者向けゲレンデ、クロカンスキーコースまであり、道具レンタルも充実。年によっては冬期に入園無料の案内が出ることも(最新情報要確認)。体を動かした日の夜は、寮で温かい食事を囲むのが最高の流れ。
建築×雪景色の“映え”なら「モエレ沼公園」
イサム・ノグチ設計のアートの公園。冬はソリや雪遊び、スノーシュー、クロカンでの周遊など、白い余白の中で遊ぶ感覚が新鮮。晴れた日はガラスのピラミッドやモエレ山の影が長く伸び、写真が驚くほどきれいに撮れます。
3. スキー&スノーボード:学生の“正解ムーブ”
初心者~中級者にやさしい「テイネ」
中心部からアクセスしやすく、オリンピックゆかりのコースや海を望む景観で人気。バス+リフト券の“日帰りパック”は移動もラクでコスパ良し(内容・価格は毎シーズン変更あり。予約推奨)。レンタルの事前申込やオンライン割引が出ることもあるので、出発前に必ずチェック。
持ち物の最適解
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グローブは防水・保温重視。軍手はNG。
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ゴーグルで視界と体力を温存。
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厚着しすぎず“重ね着”で体温調整。
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スマホは内ポケットに。寒さで電池消耗が早いのでモバイルバッテリー必携。
費用を抑えるコツ
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平日料金・オンライン前売り・学生割の有無をチェック。
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友達とレンタカー割り勘は一見安いが、雪道運転の安全性と保険を最優先に。
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初心者は“レンタル一式+レッスン1回”の方が上達が早く、結果的にお得。
4. ローカル冬イベントの見つけ方
大きなイベント以外にも、街角のマーケット、カフェのワークショップ、屋外スケートリンクの期間限定ナイト営業など、小さな楽しいことが無数にあります。最新情報は以下で発見しやすいです。
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札幌観光公式サイトのイベント一覧(検索・日付絞り込みが便利)
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学内サークルや地域コミュニティのSNS
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商店街のX(旧Twitter)やInstagram
5. “冬の勉強スイッチ”を入れる方法
短時間外出→集中帰宅ルーティン
夜のイルミネーションを20~30分だけ歩く→寮に戻ったら60分だけ“タイムアタック勉強”。脳のリフレッシュと集中の切り替えがしやすく、試験期に効く。
“場所を変える”作戦
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午前:寮の自室で講義復習
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午後:図書館 or カフェで演習問題
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夜:共用ラウンジで“誰かと黙々”タイム(人の目がやる気スイッチになる)
耳から入れる学習
雪道は目が疲れやすい。単語や要点は音声化して“歩き学習”も効果的(歩きスマホはしない。音声だけ)。
6. 服装・装備の“現地最適解”
上半身:薄手ヒートテック+ニットorフリース+防風・防水のアウター。
下半身:裏起毛パンツorタイツ重ね。
手足:手袋は防水。靴下は厚手より“2枚重ね”で汗冷え防止。
靴:防滑ソール&防水は“命綱”。スニーカーは基本NG。
その他:マフラーorネックゲイター、ニット帽、貼るカイロ(腰・お腹が効果的)、折りたたみ傘(粉雪でも横風で濡れます)。
凍結路の歩き方:
小股で足裏全体をつける“ペンギン歩き”。ポケットに手を入れず、荷物は背負う。横断歩道の白線は特に滑るので注意。
7. 冬の移動術:遅延しない・転ばない・濡れない
公共交通を“味方”に
冬は地下鉄・バス・JRの運行が命綱。所要時間に+10~15分の“冬バッファ”を入れると、遅刻も減る。スキー・イベント帰りの混雑時間帯は、1本ずらす余裕も大事。
荷物のパッキング
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エコバッグに“替え靴下・ハンドタオル・カイロ”。
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A4ファイルで“濡れ防止書類ホルダー”。
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スマホの予備バッテリーはカイロと一緒にポケットへ。
8. 札幌らしい“地域参加”で冬を知る
除雪ボランティアに参加してみる
札幌市では、企業・学生による除雪ボランティア情報が公開されています。地域の高齢者宅前の雪かきや、公共施設の除排雪サポートなど――“雪国の暮らし”のリアルを体験し、地域とつながるきっかけに。参加条件・募集時期は毎年変わるため、最新情報を確認してみましょう。
山小屋の雪下ろし(上級編)
郊外の山小屋などでは、屋根に積もる大量の雪を人力で下ろす作業も。安全管理や装備が必要で個人参加のハードルは高いが、雪国の文化を体感できる貴重な機会でもあります。
9. 低予算で“幸福度”を上げるコツ
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“歩きで完結”する予定を作る
大通~札幌駅~アカプラの光巡り、円山公園~北海道神宮の雪景色散歩など、交通費ゼロで満足度が高い。 -
“温かい1杯”の格上げ
寒い屋外散歩の後、カフェでホットチョコやスパイスの効いたチャイ。小さな贅沢が冬のモチベになる。 -
“写真の目的地化”
イルミの人混みが苦手なら、モエレ沼や創成川イーストのスナップ散歩へ。昼の影・夕方の青・夜の光で三変化。 -
“予定のハイブリッド化”
午前は図書館→午後はスケート→夜は温かい食事。移動ついでに買い出しをまとめると、時間もお金も節約できる。
10. モデルカレンダー(11~3月)
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11月:初雪+イルミ開始。短時間の“夜さんぽ”で冬への慣らし運転。
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12月:試験前の気分転換にイルミ鑑賞。週末は滝野で雪あそび。
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1月:スキー・スノボの本格デビュー。初心者はレッスンで最短上達。
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2月:雪まつり&小樽の雪あかり。混雑回避で平日・夜の活用を。
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3月:晴れ間が増え、雪の反射が美しい季節。写真と散歩を楽しんで締めくくる。
11. 冬のQ&A(学生目線の“あるある”に回答)
Q:スキー・スノボは転ぶのが怖い。
A:最初の1回だけスクール利用を。1~2時間で“止まる・曲がる”の基本が入り、恐怖心が薄れます。ヘルメットとリストガードのレンタルもぜひ。
Q:イルミや雪まつりはどの時間帯が快適?
A:平日の夜は比較的歩きやすい。写真重視なら“夕方のマジックアワー→夜”の流れがおすすめ。
Q:靴はどれを買えば?
A:“防滑ソール+防水”を満たす冬靴がベスト。ブーツ丈はくるぶし上でOK。スニーカーは基本NG。
Q:風邪をひきやすい…
A:外は乾燥、屋内は暖かいので喉がやられがち。就寝前の白湯、うがい、加湿、マスクで“のど保湿”を。カイロは“腰・腹”が効きます。
12. 安全・マナーの基本
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屋根からの落雪・つららに近づかない。
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横断歩道は特に滑る。信号待ちは白線を避け、足を止めすぎない。
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バス停・駅は混雑。リュックは前がけにして接触事故を防ぐ。
13. 最後に:北海道の冬にしかできないことがある。
北海道の冬は、ただ耐える季節じゃない。
仲間と夜の光を歩き、白い坂で転んで笑い、温かい食事を囲んで語る――。
そんな小さな時間の積み重ねが、春に「やってよかった」と思える冬をつくります。
学生時代を雪国で過ごすという素晴らしい体験を思う存分楽しんで欲しいです。
ドーミーでは、冬の外出がしやすい立地と、帰ってきたくなる共同スペース、そして同じ季節を一緒に楽しむ仲間が待っています。
この冬の札幌、あなたの“初めて”を、ここから。
※各イベントの開催日・料金・アクセスは年により変更されます。最新情報は公式サイトでご確認ください。
📍寮の見学予約・資料請求はこちらから
👉 https://dormy-hokkaido.com/
ドーミーでは、頑張る学生を応援しています。
学業に専念しながら、交友関係を広げられる場所。
あなたの夢に寄り添う生活を。

